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通夜

午前中はチョットのんびりと父との別れを惜しんでました。  
弟2は泊まった従兄を連れて近くの温泉に行きました(なにせ、深夜まで飲んでたのでお風呂に入ってなかったから)。  
私は弟1の住まいの風呂を借りてサッパリさせてもらいました  
 
午後三時半は湯灌して・・・四時過ぎには出棺の予定・・・  
お留守番の方二人も見えて(町内会)  
 
湯灌の方は女性でした。髭も剃ってくれなくて・・・大雑把な感じ・・・  
映画とはえらい違い・・・  
富山だって、もっと丁寧だぞ・・・・なんて泣きながら思った私。  
 
思い出の品を入れて下さい・・・と・・・  
 
エッ・・・今?入れるの? 慌てて鞄から出そうとするが・・・  
鞄が見当たらない・・・焦っている私に、「明日でもいいです」と・・・  
 
実際は通夜の後、コッソリと祭壇に上り、棺桶の蓋を開けて、  
父の胸元に手紙と日蓮宗の教本を入れておきました(父は曹洞宗)  
だって・・・父は日蓮宗のお経が大好きだったから・・・(曹洞宗さんごめんなさい)  
 
通夜は菩提寺の「禅龍寺」  
 
とても大きな寺でして・・・大きな会場に大きな遺族控室、その他好意で  
着付け用の和室も貸して下さり  
 
台所も大きくて、どこかの旅館の厨房みたい・・・・  
食堂も広くて、いっぺんに30人か40人は食べられるかな・・・  
 
ここからが・・・・大戦争のような・・・・  
 
 
次々と来られる親族の出迎えとか食事の誘導は長じゅばんのままの義妹達の仕事? ってわけにもいかないので・・・  
私に「お姉さん、おねがーーい」と・・・  
さっきは、先にご飯食べろって言ったのに・・・半分も食べてないぞ・・・  
本堂入口で親せきのお出迎え・・・  
 
お悔やみの挨拶もそこそこに・・・荷物を遺族控室においてもらって・・・  
食堂に誘導するものの・・・  
小さな子はおしっこだのなんだのって・・・そんなスムーズにいかないで・・  
待っている間に、次の親せき家族・・・又、次の親せき・・  
 
高速道路の交通事故で渋滞して、通夜に間に合わないけど、お弁当六個取り置きしていて・・・と、電話があり・・  
 
お弁当が足りるのか?  
 
父の甥や姪の他・・・その連れ合いに子供達も来られる・・・  
 
おーい・・・施主の弟はどこに行った???? 弁当の追加は出来るのか?  
 
早く手を打たないとと、・・・探す・・・見つけたけど・・・  
 
葬儀屋と打ち合わせかい・・・弁当足りないかもと報告すると  
 
「嫁に言ってくれ」と・・・  
 
嫁は着付けの真っ最中だぜ・・・  
 
厨房にはお手伝いさんが10人程・・・  
 
後は受付のお手伝いの男性が10人ほど・・・  
 
まてよ・・・駐車場の整理しているのは? 弟の会社関係?  
 
全部で30数名ときいていたし・・・  
 
この方たちにもお弁当を食べるようにせかして・・  
 
残りの数を把握しないと・・・足りなかったら、食堂に出前でも頼むとか・・  
 
寿司屋に助六を頼むとか・・・なんとかなるのですが・・・  
 
通夜が始まる頃にはぐったりでした。  
 
 
それにしても・・・父さんは七人兄弟の長男なので、父さんの方だけで甥と姪が17人もいます。来られない方もいますが・・・  
それぞれの連れ合いと、その子供達も入れたら・・・すごい数です。  
 
又、母も六人兄弟の末っ子なんで、母方の兄弟は高齢でこれなかったり、すでに亡くなった方もいますか・・・  
その子供達が代表で何人か来られて・・・  
 
父の死をともに悲しんで下さった・・・  
 
父がどんなにか、生前、みんなを可愛がっていたか・・・私の知らないエピソードの数々を話されて・・・  
父ってやっぱりすごいと思いました。  
 
父は自分の血の繋がっていない、母の甥や姪にもわが子のように可愛がっていたらしい・・・  
 
私が子供が大好きなのは、父の姿を見て育ったからなのかな・・・・  
 
通夜には・・・用意した椅子が足りないくらいの弔問客でした。  
 
通夜が終わり、親族だけでの通夜ふるまい・・・・酒盛りですね。  
 
貸布団が40組・・・足りないくらい・・・  
 
本堂に大半は寝ましたが・・・控室と着付け室に布団を運んで寝たもの・・・  
 
そうそう・・・椅子を仕舞う、物置で寝た男性もいました(笑  
人がいたら眠れないそうで・・・・寒くないのかい??  
 
ちなみに・・・私は朝方まで起きてました。  
弟1の息子がビールを飲みながら、布団の間を行進した後、  
 
父の白位牌を持ち出して・・・それを抱えて、父の遺品の釣り用帽子(ライト付き)をかぶり、ライトを点けて・・・  
 
「和枝おばちゃん・・・・この戒名はいくらするの?」  
「なんで、自分の名前で葬式をしちゃいけないの?」  
「じいちゃんの名前、僕、好きなんだ・・・こんな難しい名前は嫌だよ」  
 
泣きながら彼は言いました。  
 
「そうだよね」「仏様に頂戴した名前なんだよ」「でも、俗名で呼んでいいんだよ」  
 
又、別の甥も、直会のお手伝いで頑張っていたのですが・・・・  
張りつめていた糸が切れたのか・・・廊下で大きな声で泣き始めた・・・  
「爺ちゃんと、一緒に飲みに行くって約束したのに・・・」  
父は携帯電話の短縮ダイヤルの三番目にこの甥の番号を入れていた。  
一番は母のいる自宅、二番は内娘孫のMちゃん、そして三番目に外孫のこの子・・・  
 
一番、飲みたかったと悔やんでいるのが・・・じいちゃんかもしれない・・  
おばちゃん達、助けてあげれなくてごめんね。  
あなたたちにとっても、大事な爺ちゃんだものね。  
たくさん泣いてもいいよ。  
でも、明日は笑顔で見送ろうね。  
 
そういったものの・・・・最初から最後まで泣いていたおばゃんです。  
 
それぞれが・・・それぞれの思いで悼み耐えた一晩でした。 
 
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在家からお坊さんのお嫁さんになって20年。
まだまだ未熟な寺嫁の奮闘記(*^。^*)

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